製品設計者が押さえておきたい板金の工程と役割
精密板金や製缶板金、あるいは建築板金などと呼ばれる板金製品は、工業用に使用されたり、あるいは住居などに使用されるなど、その用途こそ違いますが、基本的には下記のような設計から切断・抜き・曲げ・溶接・塗装・組立・出荷の各工程を踏んで、一枚の鋼板から製品まで作り上げられています。
もちろん、板金製品を作る上では各製造工程での作りこみが重要な要素となりますが、高品質とコストを両立させようとすると自ずと限界があります。すなわち、いかに板金加工を熟知したうえで、設計段階で品質を作りこむか、といったことが非常に重要になってきます。