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板金設計における、VA・VEの勘所とは

それでは、製品を設計する技術者・設計者としては、板金設計を行う上でどういったポイントを押さえておけば、機能や品質をキープしながらコストを抑えることが可能なのでしょうか?設計者・開発者が押さえておくべき板金設計の勘所は、下記になります

溶接が必要かどうか、または最適な溶接方法を採用する

精密板金、製缶板金、建築板金、いずれにおいても溶接レスがコストダウンの近道です。従って、溶接を採用する際には、その方法・場所についてもよく吟味することが必要です。

既製品を採用するかをよく吟味する

多くの場合、既製品を採用すればコストダウンになりますが、ロットが小さいと既製品を採用するとかえってコストアップが生じます。設計者はこの点を押さえた上で仕様決定を行なわなければなりません。

使用環境に応じた材質・表面処理方法を採用する

板金製品は屋内から屋根の上、あるいは塩害の酷い地域など様々な場所に設置されます。従って、その状況に応じた材質・表面処理方法を選択することがコストの上昇を抑えます。

裾付けにおける作業性を考慮して設計する

大きな製缶品、あるいは建築板金では現場の据付作業性が低下しないよう、製品を設計する段階から対策を織り込んでおくことがトータルコストを抑えることにつながります。

輸送限界を考慮して設計を行う

例えば10トントラックを超えると、輸送コストが一気に上昇してしまいます。

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