板金製品の据付は、クレーン等の設備を考慮する
設計者は製品の機能を考慮して設計することはもちろん、組立て・輸送・据付などを考慮して設計を行うとトータルコストの削減に繋がります。例えば、左のような大きく重い製品を分割できない構造で設計してしまうと、設置現場で吊り上げられないといったトラブルが発生してしまいます。
特に大きな製品に関しては、輸送限界を考慮することに加えて、据付現場の設備のことも考慮して設計を行うと、納期短縮とコストダウンを行うことができます。例えば現地で使用できるクレーンなどのスペック・位置などを事前に把握し図面に記載しておくようにすれば、現地作業が効率的になるので設置コストも納期も圧縮することができます。
POINT
設計通りの製品を製作できたとしても、設置のための手間が非常にかかるようであれば非効率になります。現場の設置状況や使用できるクレーンを確認した上で設計を行うと同時に、どのような場所に納入するのか、積荷の順序についても考慮しておくことが必要です。