塗装範囲を明確にして、コストダウンを行う
外観品質の向上、および防錆を目的として施される塗装は、その塗装範囲が明示されないまま図面に指示されたりするケースがあります。このような場合、製品の内側など本来塗装が必要ない部分にも塗装することになるので、無駄が生じてしまいます。
塗装や防錆処理については、その処理が必要な範囲を明確にした上で、板金を手掛ける工場・企業などに指示を行うようにします。そうすれば、ムダな作業を省くことができるので、コストダウンにつながります。
POINT
板金設計においては、目的や機能に応じた最適な品質にすることが必要です。この例のように不必要な場所には塗装しない、あるいは防錆処理などの表面処理を行なわないなど、細かく指定することがコストの上昇を抑えることにつながります。